2016年 08月 25日
海兵隊が描かれている映画その①「父親たちの星条旗」 |
海兵隊が描かれている映画について、備忘録を兼ねてまとめてみたい。
クリント・イーストウッド監督による太平洋戦争2部作のひとつで、アメリカ側の視点で描かれたのがこの「父親たちの星条旗」(2016年アメリカ)、日本側の視点で描かれたのが「硫黄島からの手紙」。
硫黄島に向かう若い海兵隊員たちの訓練から始まり、擂鉢山に星条旗を立てた有名な写真で知られる6人の海兵隊員たちのその後を、そのうち生き延びた兵士3人の内のひとり、衛生兵ドクの息子ジェームズが父親の死後に英雄視された彼らの真実を生前の彼らを知る人々から聞き取る、という体裁でストーリーは進む。
硫黄島での激闘と、祖国アメリカで英雄視され、戦争継続のための戦時国債販売のため全米中をかけずり回される生き延びた3人が交互に語られる様は、戦争の英雄が故意に作られ、国家のプロパガンダに利用されることを静かに語りかける。
実際の戦場は、味方の誤発射によって死んだ兵士、ぬかるみに足を取られ逃げ遅れ死んだ兵士、追い詰めたはずの日本兵に急襲され銃剣を刺されて死ぬ兵士、人間と人間が互いを殺しあう場に超人的な英雄などおらず、ただどちらが多く殺したか、で勝敗がつく単純だからこそそら恐ろしい世界のはず。
日本軍は玉砕し、アメリカ軍も多大な犠牲を出した硫黄島の戦い。
アメリカ軍の次の行き先は沖縄。
戦争とは相手を殲滅させることだということを、改めて考えさせられる映画です。
クリント・イーストウッド監督による太平洋戦争2部作のひとつで、アメリカ側の視点で描かれたのがこの「父親たちの星条旗」(2016年アメリカ)、日本側の視点で描かれたのが「硫黄島からの手紙」。
硫黄島に向かう若い海兵隊員たちの訓練から始まり、擂鉢山に星条旗を立てた有名な写真で知られる6人の海兵隊員たちのその後を、そのうち生き延びた兵士3人の内のひとり、衛生兵ドクの息子ジェームズが父親の死後に英雄視された彼らの真実を生前の彼らを知る人々から聞き取る、という体裁でストーリーは進む。
硫黄島での激闘と、祖国アメリカで英雄視され、戦争継続のための戦時国債販売のため全米中をかけずり回される生き延びた3人が交互に語られる様は、戦争の英雄が故意に作られ、国家のプロパガンダに利用されることを静かに語りかける。
実際の戦場は、味方の誤発射によって死んだ兵士、ぬかるみに足を取られ逃げ遅れ死んだ兵士、追い詰めたはずの日本兵に急襲され銃剣を刺されて死ぬ兵士、人間と人間が互いを殺しあう場に超人的な英雄などおらず、ただどちらが多く殺したか、で勝敗がつく単純だからこそそら恐ろしい世界のはず。
日本軍は玉砕し、アメリカ軍も多大な犠牲を出した硫黄島の戦い。
アメリカ軍の次の行き先は沖縄。
戦争とは相手を殲滅させることだということを、改めて考えさせられる映画です。
by banyu-mili
| 2016-08-25 00:05
| 映画